早いもので、2017年も２月に入りました。

もうすぐ立春。春が始まります。

自分の新たな一歩を踏みだすには、適切な時期です。

何かしたい。

けれど、何をすれば自分が満足できるか分からない。

そんなことを思っていて、あっという間に１年が過ぎてしまいそう。

きっとそんな風に思われている方、多いのではないでしょうか。

それは、自分自身の中の原石に気が付いていないからかも知れません。

自分の中の原石というと、隠れた才能のことと思うかも知れません。

確かに、もともと持っている資質というものはあるでしょう。

自分は、間違いなくジュエリーを作るという資質を持って生まれてきたと感じます。

それを見つけて磨いていくのは、自分がピンときたものを試してみる勇気が一番大切。

その中で何かが見つかるかも知れません。

ただ、自分の中の原石とは、けして才能のことだけではないと思うのです。

想いも、原石です。

例えば、好きなことをする時間を作りたい。

満足できる、楽しい時間を過ごしてみたい。

きっと、ひとつやふたつ具体的にしたいことがあるのではないでしょうか。

自分が大切にしてきた想いを、何か形にしていくこと。

これも原石を磨くということになります。

では、自分の中にある数ある想いという原石の中で、どれを選べばいいんでしょうか。

これは実は容易にみつかります。

人の役に立つものかどうかです。

自分だけを満たすものは、やがて熱が冷めます。

いずれ、磨くのをやめてしまうのがほとんどでしょう。

しかし、人を幸せにする可能性のあるものは継続しやすい。

これは、脳のシステムに幸せな繋がりを作ることで分泌されるホルモンによる影響があるようです。

きっとその想いの原石を磨き続けることができることでしょう。

才能にしても、想いにしても。もしくは両方が一緒の場合も。

原石は磨かないと、光を放つことはありません。

ただ、自分だけで磨くのは結構大変。

ぜひ、人にも磨いていただきましょう。

教えを乞うたり、実際に一緒に動いてみるなど。

ダイヤモンドを例にとりましょう。

世界一の硬度を持つダイヤモンド。いったいどうやって磨くと思いますか？

実は、ダイヤモンドはダイヤモンドで磨くんです。

旋盤にダイヤモンドの粒子を付けたもので、時間をかけて光らせていきます。

そう、人は人で磨かれるのと一緒。

お互いの原石を、磨き合うことだってできるのです。

すごく重要なことをお伝えします。

原石がピカピカに磨かれるイメージを持ちましょう。

つまり、磨いたらどうなるかを明確に描けるようにしておくことが重要ということです。

できたら、具体的に書き出してみるのもお勧めです。

絵にしてみるのは、もっと効果的です。

原石が隠れていた意識の部分に、磨かれたイメージを上書きすることになります。

そうすると、具体的に動き出したくなるはず。

原石を、原石のままで置いておきたくなくなるのです。

始めるのに、早い遅いはありません。

「この原石磨いてみたい！」と思った時がタイミングです。

自分の中の原石をピカピカに磨いて、満足する2017年をお過ごしください！