木を思い出させてくれた一つの出逢い【屋久杉ペンダントストーリー4】

木のジュエリー

つかう地金の色で

(ゴールド、プラチナなど)

大分印象が違うということに

気づいた私。 

 

実際に作ってみようと

まず木を探し始めました。

 

流木を中心に

木を扱うショップなど

観て回りました。

 

でもここで、

ある壁にぶち当たります。

 

いざ、木を集めようとしても、

魅力あるものが

見つからないのです。

 

ピンとこないというのが

正しいのですが。

 

結局ヒントを得たのに、

一つも形に出来ないまま、

いつの間にか、

探すのさえ、

忘れてしまったのです。

 

そのまま

十年以上の時が過ぎ、

親方である

ジュエリー職人の父は

他界。

 

これから

何をすべきなのか

自分で決められる

立場になり、

数年悩んだ末に、

私はある決断をしました。

 

「自分の表現でジュエリーを作る」

 

デザインから

制作までを

一貫して自分で

することにしたのです。

 

最初は、

ジュエリーらしい

デザインの作品

ばかりでした。

 

でも、自分の壁を

超えている

感じがしなかったのです。

 

そんな時、

ある東京のイベントで

出逢いが

あったのです。

 

隣に座った方に、

「こんにちは。

私、山梨から来てるんです。」

とお声掛け。

 

自分がジュエリー職人で、

デザインもしているとお伝えしました。

 

その人は、

「奇遇です、同じ芸術畑ですね。」と。

 

その人の職業を聞いて

ハッとしたのです。

 

「私は木工作家してるんです。」

 

十何年かぶりに、

私と木とのつながりが

復活した瞬間でした。

 

屋久杉ペンダント

*屋久杉の緻密な木目が楽しめる逸品。

普通ではありえないほど、

細かく刻まれている木目は、

屋久杉の成長の遅いがゆえの

模様であることを物語っています。

 

*次のストーリー5へ

 

屋久杉ペンダントストーリー1はこち

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