流れに乗るための準備段階に必要なこととは

いつも気になる人っていませんか?

もちろん身近な人はそうでしょうが、

自分は知り合いでなくても、

何となく気になる有名人ならどうでしょう?

 

私にとってのそのお一人が、

将棋の羽生善治さん。

王座、王位、棋聖と3冠維持されています。

でも、

私は別に将棋が好きなわけじゃありません。

 

勝負する人独特の考え方というのが、

興味あるんですよね。

 

その中には、大きな気づきとなることも。

以前、多くの著名人の言葉を

一冊の本にした「幸福論」から、

羽生さんのこの言葉を。

 

「勝負を諦めたら、

それで終わりです。

そうではなく、

諦めに似た気持ちになる。

この二つは似ているようで

全く異なった精神状態なんです。

自分で何とかしようと

もがくのではなく、

自然の波と他力に任せてしまう。

 

いくらもがいたところで

不利な状況は変わらない。

ならばいっそ、気楽な気持ちで

その状況に身を委ねてしまうのです。

ただ、もしかしたら

逆転できるかもしれない

という可能性を信じて、

神経だけは研ぎ澄ませておく。

そうすることで、

自分でも気づかなかった閃きや直観が

導き出されることがあるのです。」

 

(幸福論 羽生善治)

 

諦めると、

諦めに似た気持ちの違いって、

天と地の差がある。

 

これは現状を打破し、

流れに乗るための準備段階として、

この諦めと似た気持ちになることを、

羽生さんはお勧めしているのです。

 

そして張っていたアンテナに引っかかったものに、

全力で取り組んでみる。

 

そうやって今の3冠を、

維持していらっしゃるのだと思います。

 

これこそ人生をより良く生きるために、

必要なことなのではないでしょうか。

 

実は屋久杉との出逢いもこれに似ていました。

全くツテが無く、諦めざるを得ないところから、

業者さんからの一つの情報を得たことで、

突然屋久杉との出逢いへと繋がっていったのです。

 

この羽生さんの言葉との出逢いも、

そうだったのかも知れません。

 

あなたには気になる有名人はいませんか?

 

もしかしたらしの生き方から、

何らかのメッセージを伝えてくれているのかも知れません。