迷いを解き放ってくれた堀江さんの一言【屋久島旅・森の誘い16】

何を撮れば良いのかと、
迷いを生じさせるほどの屋久杉の風景。

同行していた写真家の堀江さんは、
それを感じていたのか、森を過ぎて、
荒川橋を渡った時点でしばし休憩しましょうと 。

河原の方へ降り、
「好きなものをゆっくり撮ってみて下さい。」

そしてしばらくして、写していたものを観ていただいた後、
こんな一言が。

「何を感じるかだよね。

何を感じながら撮るかだよね。」

この言葉で、ハッとしたのです。

自分の感性を信じて、
感じるままにシャッターを切る。

混乱していた自分を手放せたように思えたのです。

そしてもう一度今の屋久島を撮り始めたのです。

ヤクスギランド

杉だけがこの屋久島の植物ではありません。

ヤクスギランド 植物

こんな場所にも小さな生命は存在しているのです。

そしてこんな輝きも。

陽が当たり、黄金の如く光る川べり。

ヤクスギランド 川べり

屋久杉ばかりに眼がいってしまっていた私を、
屋久島の森が、そして自分の感性が気付かせてくれたのです。

 

何を感じて撮るかを。

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