何を撮れば良いのかと、
迷いを生じさせるほどの屋久杉の風景。
同行していた写真家の堀江さんは、
それを感じていたのか、森を過ぎて、
荒川橋を渡った時点でしばし休憩しましょうと 。
河原の方へ降り、
「好きなものをゆっくり撮ってみて下さい。」
そしてしばらくして、写していたものを観ていただいた後、
こんな一言が。
「何を感じるかだよね。
何を感じながら撮るかだよね。」
この言葉で、ハッとしたのです。
自分の感性を信じて、
感じるままにシャッターを切る。
混乱していた自分を手放せたように思えたのです。
そしてもう一度今の屋久島を撮り始めたのです。
杉だけがこの屋久島の植物ではありません。
こんな場所にも小さな生命は存在しているのです。
そしてこんな輝きも。
陽が当たり、黄金の如く光る川べり。
屋久杉ばかりに眼がいってしまっていた私を、
屋久島の森が、そして自分の感性が気付かせてくれたのです。
何を感じて撮るかを。
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